いよいよスタート迫る。チームスタッフもピットに下がりじっと見守る。時を同じくして低くたれ込めた雲から雨粒がポツリと落ち始める。このあたりからオンエアされてるのでごらんになった方もたくさんいるでしょう。ですからレース展開とか細かいトコは割愛します。
<写真1 フォーメーションラップ後各車スターティンググリッドに。>
先頭から順次スターティンググリッドに。最後尾がグリッドにつくまでしばらく間があるのですがこのときミカの車に異変がっ!あーっ!白煙吹いてるーーっ!!そうこうしているうちにレーススタート!心配をよそにミカはスルスルと発進、ミハエルの前に出ちゃいました。ミカもあんまりいいスタートじゃなかったけどシューマッハが蛇行した分前に出ちゃいましたね。
<写真1 結果的には白煙は影響なかったみたいですが。>
1台通るだけでもすごいのに22台集団で駆け抜ける決勝レースはすごい音。スタート後は大音響の数十秒間と静寂の1分間が交互に訪れてTVでは味わえない不思議な時間を体験しました。それでも5周目ぐらいなると集団が走り抜けてオーっといいながら見送ると3テンポぐらい遅れて後ろからガストン・マッツァカーネがやってきます。うみゅみゅ。さすがは別次元の速さ。レース後インタビューでタイヤの1セット目が悪くてグリップしなかったんだそうな。そういうことにしときましょう(爆)
<写真2 こちらも我慢のレースとなったトゥルーリ>
9周目突然ヨスがピットに帰ってきました。そのままガレージへ。2000年日本グランプリリタイヤ第1号。アロウズ名物メカニカルトラブル。本場の日本でトラのたたり。
<写真3 ヨっさん、残念。リタイヤ>
用語解説2 トラのたたり:日本人ドライバー高木虎之助は昨年多額の持参金を持ち込んでアロウズのシートを獲得したもののその金は虎之助のマシンには使われず、翌年のマシンの開発に当てられた。結果、昨年の成績は散々で虎之助はアロウズから放出される。トラの持参金で開発された車、アロウズA20は打って変わってとても競争力があり入賞もしばしば。この車にトラちゃんが乗っていれば・・・と誰もが無念に思うところ。しかしながらこのアロウズA20いいところで不可解なトラブルに見舞われリタイヤする事も多い。故に我々の間では非業の放出をうけた虎之助の怨念が乗り移ってトラブルを起こしているのだという説がまことしやかにささやかれている。
そうこうしているうちに16周目アーバインピットイン。ルーチンではエディが最初に飛び込みピット作業。止まってる時間は実際10秒程度なのに見てるだけでもえらく長く感じます。特に応援しているドライバーはそう。はよ出てこい〜。
<写真4 迅速作業で送り出し〜。>
エディに続いて続々と1回目のピットストップ。18周目、ブルツ作業中、サロもうすぐ到着、プロストチームはニックを待ち受ける。18周〜20周目で11台のマシンが入っています。大混雑。
<写真5 青い車の3チーム。>
我らのマッツァカーネもピット作業。1セット目のタイヤを見限ってこちらも早めの16周目のピットイン。タイヤも交換して燃料補給してさぁ追撃開始だ!(無理?)
決勝レポートは後半戦につづく。
<写真10 び〜すと・ぷらんとはミナルディのドライバー、ガストン・マッツァカーネを応援します。スポンサフィーは出ないけど。>